“運命の赤い糸”
ミユキが気付かせてくれたんだ。


「ごめん‥‥」

「ううんっ‥」


ミユキは涙を拭って、目を赤くしながら微笑んだ。


ナオはこんなにいい友達を持ってる。

トモヤも本当にいいやつだ。

サクラだって、ナオのおかげで変わることができたんだ。


たくさんの人間が、ナオが目を覚ますのを待ってる。


ナオが元気になるのを待ってるんだ。

だから‥‥


ナオ。

俺も待ってるから。

早く戻ってきて‥‥‥




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