“運命の赤い糸”
その時、病室のドアが開いた。


「!!‥ナオ!」


ナオの両親がナオにかけよった。


「お父さん‥お母さん‥」

「意識‥戻ったのね!」


母親が嬉しそうにナオを抱きしめながら言った。

その目には、涙が浮かんでいた。


「心配かけて‥ごめんなさい」


ナオの父親も、かけていた眼鏡を外して必死に涙を拭っていた。

あとからきたトモヤもミユキも、そしてサクラも、みんが涙を流してナオの目が覚めたことを喜んだ。




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