“運命の赤い糸”
ドキドキしながら教室のドアを開ける。
まだ席には数人しか座っていない。
あたしは自分の席に座る。
窓際の1番後ろ。
安達ナオ。
あたしは今日から高校生になった。
新しい環境に早く馴染むために、友達をたくさん作った。
その中であたしは、古屋ミユキという女の子に出会った。
ミユキとはクラスは違ったけど、すぐに仲良くなった。
少しハスキーな声で、サバサバした性格のミユキ。
でもちゃんと女の子らしい一面もあって、付き合いやすかった。