【短】泳いでね、スー ②〜まだ終わらぬ震災の中で〜
だけど、被災者は2年後が心配なんです。
被災して、近所の人と別れ、避難所で知り合った人とも仮設住宅への入居で別れ…。
そして、震災から2年後には仮設住宅を出て行く…。
心を通わす度に訪れる別れがこのままでは待っています…。
「心の拠り所を無くす淋しさが起きないようにする取り組みなどが、今後はさらに必要なのかも……。」
折り鶴を僕と一緒に眺める透さんは、そうに呟いた…。