彼はいつだって、冷たい…

帰り道。

ゆずと話しながら帰っていたらゆずが何かを思いだし、立ち止まった。



「あっ、そうだ!ゆうり、今日暇?!」


一瞬なんだろ?って思いながらもゆずと同じように立ち止まった。



『…今日?暇だよ。』


「よかった!じゃあさ、一緒に遊ぼう!…あたしの好きな人、くるから…。」



と恥ずかしそうに顔をそめながら言ったゆずは、本当に可愛かった。



『…誰がくるの?』


わかってる…。



「しょうまと桐野君…。」


『…そうなんだっ!』



桐野君ってだれ?って思いながらもしょうま君の事で頭がいっぱいだった。


でも、嬉しかった。

しょうま君と遊べるんだもん。
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