恋愛定義
あぁ〜、遠いよ…
そんな事を考えてると、

「ねぇ」

うわっ!
姫路先輩だ!
スラッとして、スタイルが良く目鼻立ちもはっきりした、可愛いというより美人で、私とは正反対な人だ。
でも、いかにも裏の性格ありますよってオーラがすごいでてるんだよね。


「あんたが市原かのん?」

なんで名前知ってるんだろう…

「そうですけど…」

「最近涼宮くんの周りをうろついてる虫がいるって聞いたけどあんたなんだ。」

私は虫なんですか…
べつにうろつきたくているわけじゃないんだけどなぁ

「別にそういうわけじゃ…」

「バンッ!」


激しく壁に押し付けられた私は、今なにがおこっているのか理解ができなかった
ただ、すごくすごく怒っているのだけは分かりました

「あんたみたいな虫が涼宮くんの周りをうろついていいとおもってんの?うっとうしいんだよ!さっさと涼宮君の前から消えてくんない?」

消えれるもんなら消えたいです〜〜〜(泣)

「私だって好きで涼宮君のところにいるわけじゃ…」
「は?」

ヒィィィィ
余計におこっちゃったよ!!

「調子のってんじゃねーよ!」

「キャ!!」

姫路先輩が大きく手を振りかぶった
とっさに手で顔を覆ったが時すでに遅し…

「バシーン!」
鈍い音が静かな廊下に大きく響いた


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