キミがいればいい
「…いいの?でも、無理しなくていいよ。できたらで聞いただけだから」

「ううん。
私、マネジャー前からの夢だったの」

「それならいいけど…
今日から練習始まるから、来いよ」

琴見は笑顔で頷いた。
すると、後ろから声がした。

「琴見!!」

琴見は振り向く。
春隆も無意識のうちに振り返っていた。
正門から元気のいい女の子2人がこちらに手を振りながら走ってきた。
春隆は、琴見が見えない所で嫌な顔をした。
< 19 / 42 >

この作品をシェア

pagetop