キミがいればいい
「花温ちゃんと捺希ちゃん!」
走ってきたのは、琴見と仲良くなった、
中川 花温(ナカガワカオン)

北川 捺希(キタガワナツキ)
だった。

「おはよう」

「おはよう」

すると、捺希が3人に背を向けている春隆に気づき、声をかけた。

「春隆?」

春隆はビクッと肩を動かし、ゆっくりと振り向いた。
春隆と目があった捺希が笑った。

「やっぱり春隆じゃん。お久〜」

「お久」

「何?そっけな!」
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