キミがいればいい
一方、琴見は1日目のマネジャーの仕事を終え、自転車を押して正門を出た。

「おぼっちゃま!」

知らない男性が春隆に向かって呼んだあの言葉…。
もしかしてお金持ち?
それならそれで素敵じゃん(・∀・)

琴見が1人で妄想をして
ニヤけていると、携帯が鳴り始めた。
液晶画面を見ると、
「山下 元晴(ヤマシタ モトハル)」
と書かれてあった。

「もしもし、山下さん?」
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