神様がくれた夏



「ん…っ」



貪るような激しいキスに慌てて離れようとするが、両腕で抱きしめるようにされてしまったため離れられない。



待って。


待って。


待って。



頭がついていかない。


心がついていかない。



激しさを増すキスについていけないあたしは窒息しそうだ。


だんだんと視界が霞み行く中で思ってしまうのだ。



ダメだ。


もう。






助けて。



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