神様がくれた夏




戻ると信じたい。


戻ってもらわないと困る。



困る困る困る困る困る。




「くそう……」



机に突っ伏して言葉を吐き出すあたしは最高にへこみ中。


ほのかはどうしたものかと苦笑い。



肌が焼けた。


運動部の方々には申し訳ないが、あたしにとって肌が焼けるということは人生において第一の汚点とも言えるのだ。




「うぅぅ…」



唸るあたしの頭をほのかはポンポンと叩いた。



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