神様がくれた夏



「ちゃんと飲めよ」



「ん?」



「ぶっ倒れたりしたら大変だ」



ぶっきら棒にそう言うと夏目涼は再び寝転がった。



「う…うん…」



あたしは再び手元に戻ってきたペットボトルを見つめる。


そして考えてしまった。




間接キス。




これは。


これはこれはこれは。



考えた瞬間、ボッと顔から火が出たんじゃないかと思うくらい熱くなった。



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