神様がくれた夏
異常な執着心
「ふぁぁ…」
どうやら本気で寝てしまっていたらしい。
中途半端に寝てしまったせいか、更に眠気を誘ったような気がしてならない。
さっきから欠伸が止まらない。
「眠そうだなぁ」
さっきから欠伸を連発するあたしを見てほのかは言った。
「うーん…」
「保健室で寝たんでしょ?」
そう聞かれてドキッとした。
どうやらこの話し方だと保健室には尋ねてきていないようで、助かったと思った。
何処に行ってたのかを聞かれたらどうしようかと思った。