神様がくれた夏
「んで? 今日は何にするの?」
その質問にあたしの頭は一気に覚醒した。
今までのボンヤリとしていた脳内が嘘かのようだ。
あたしは満面の笑みを浮かべては言う。
「日替わり定食に決まってるでしょっ!」
昼休み。
あたしとほのかは食堂に向かい中だ。
食堂に行くというのはとても珍しい、あたしとほのか基本弁当派。
今日は月に数回の珍しい食堂で昼食デーだったりする。
食堂に入るなりたくさんの生徒に圧倒されながらも、あたしは日替わり定食、ほのかはカツ丼を頼んだ。