神様がくれた夏




待って。




その背中を見て想う。


もどかしくて胸の前でぎゅっと拳を握り締めた。




待って。


もう少しだけ。





時よ止まれと本気で思った。





もう少しだけ待って、と。


だってまだ終わりたくない。






だって、まだ―――…





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