神様がくれた夏
「どうしようか?」
「うーん…」
なんて2人して空を見上げて言っていると、ほのかはいきなり「あっ!」と声を上げた。
あたしはその声を耳にしほのかの方を向けば、既にほのかは廊下へと駆け出していた。
「?」
疑問に思っていると、再び教室に入ってきたほのかは嬉しそうにあたしに言った。
「元中の子が傘入れてくれるって言うんだけど、水涼も一緒に入れてもらわない?」
そう言うほのかの後ろに違うクラスの女の子達が見えた。
その子達を目にし、「あー…」っと言葉を溢す。
どうしよう。
どう言おうか。