神様がくれた夏




「やめ……、っ!!」




―――ブチチチチッ




力任せにワイシャツのボタンを引き千切られた。


同時に先輩はあたしの首筋に顔を埋めては、下から舐め上げた。



一瞬だった。




「――ッ!!」



全身に鳥肌がたった。


これから始まるであろう行為を嫌でも想像させられてしまう。




「い…や…っ」




あまりの恐怖に瞳から涙が溢れ出す。




助けて。


怖い。


誰か。


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