神様がくれた夏



気持ち悪い。


きもちわるい。



あたしどうしたの?



震えが止まらなかった。


無理やり犯される、と言うのは自分で考えていた以上にあたしの心に住み着くらしい。



どうしよう。


何迷惑かけちゃってるんだろう。




夏目涼なんて気にせずにそのまま帰宅すればよかったと後悔した。




こんなの、ただ迷惑をかけてしまっているだけだ。


やめとけばよかった。



けれど分かってる。


分かってた。




それでもどうしても、無性に彼の傍に行きたくなってしまったんだ。



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