神様がくれた夏
「えぇ…恐いなぁ…」
「確かに…」
なぜだ。
どうして。
この子たちの会話に胸が騒ぐ。
「本当やめてほしいよね…」
「うんうん。 平和であってほしいわ」
「しかもあれだって、一方的だってさ」
「え…? お互いがやりあったんじゃないの…?」
「ううん。 本当いきなりだったみたい」
「あぁ、それあたしも聞いたよ。 病院送りになった先輩だけを一歩的に殴り続けたって」
「最悪…」
「どういう頭してんのよ…」