神様がくれた夏





この状況でこの二人が職員室から出てくるなんて理由は1つしかないだろう。




「今朝の状況をあたしに教えてもらえませんか…?!」




あたしはそう頼んだ。



先輩達はあたしを見つめる。


そして思い出したように目を開いた。



「あぁ…彼女の…」



「…そっか」



先輩の彼女であったことを思い出してくれればこっちのもんだ。




「何があったんですか…?!」




あたしは詰め寄った。


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