神様がくれた夏




あたしにできること。


今度はあたしが夏目涼を助ける番。




あたしの前から夏目涼が消えてしまわぬように、考えが1つあるのだ。




あたしの感謝の言葉に夏目涼は何も言わない。


ただあたしの後頭部を優しく撫でてくれた。




だからあたしは独り言でも呟くように言葉を吐き出した。




「…後はあたしに任せて」





さあ、動き出せ。



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