神様がくれた夏
タオルは見事下に落下していた。
もちろんながら、落ちたタオルは水に浸っているためタオルの意味をなさない。
嘘だ…!!
なんて認めたくないけれど現実は眼前にある。
「あ…あ、あ、えっと…」
どうしたもんだろうか。
いや、どうしたもんでもない。
どうしようもない。
どうして今日はこんなにも最悪なことばかりが起こるのだろうか。
なんて思ったけれど今朝のことを思い出す。
今朝見た星座ランキングではビリだった。
けれどそんなことを信じなかったあたしは間違っていると思って別のチャンネルも見たけれど、血液型ランキングでもビリだたのを思い出して、占いは本当に当たるもんなのかと項垂れるしかなかった。
信じるつもりはなかったけれど、こればかりは本当だとしか思えない状況だ。