神様がくれた夏
どうしよう。
どうしようどうしようどうしよう…!!
逃げるにも逃げられない状況に脳内パニック真っ最中。
顔は青ざめていることだろう。
「ご…ごめんなさ…」
勝手に口から零れるのは謝罪の言葉のみ。
それしか出てこなかった。
それくらいしか出せないくらい追い込まれているのかもしれない。
だってありえない。
どうしてこうなってしまったんだ?
あたしは何も悪いことはしていないはずなのに、なんて仕舞いにはそんなことを思ってしまった。