神様がくれた夏
君を救う為に
(後悔は…してない)
なんて、何度も何度も心の中で呟く。
それはもう一体どのくらいやっていたことだろうか。
夏目涼と別れて学校へ戻ってから、あたしは職員室に乗り込んで正直に全てを話した。
先輩に襲われたこと。
それに対して夏目涼があたしの代わりに怒って殴ってくれたこと。
夏目涼を助けることしか頭になかったから恥ずかしくはなかった。
ただ、あたしを見る目を見ることが悲しくて苦しかった。
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君を救う為に