神様がくれた夏



そこで思い出してしまった。


問題は解決には至らない。




「…夏目涼」




あと1つ残っていた。



心残り。


つけなければいけないケジメ。



残っている。



この問題をどうにかしなければ、あたしは素直に真っ直ぐ前を向けない。





あたしは真っ直ぐ夏目涼を見つめ、言った。



「一緒に…来て欲しいところがあるんだけど」



< 395 / 468 >

この作品をシェア

pagetop