神様がくれた夏



なんだろう。


なんででしょう?



どうしてこんなにも夏目涼の隣は居心地がいいのだろう?




「ねぇ夏目涼」



「なに」



あたしは笑った。


彼の顔を見て、正真正銘本物の笑顔で。




「ちゃんとあたしを守ってねっ」




大丈夫。


もう大丈夫。



あたしの足はしっかり前に進んでいる。



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