神様がくれた夏



―――――――――



「ここで合ってるんだな?」



「…うん、間違いない」



「平気なんだな?」



「大丈夫…」




あたし達はとある病院の前にいた。


今一度送られてきたメールを確認して確証する。




「…よし」




自分自身に気合を入れる。


ぎゅっと拳を握り締めては再度自分に言い聞かせる。



大丈夫。


さあ、行こう。


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