神様がくれた夏
「ごめんねごめんね…っう…あたし…っ、本当何も分かってなく…って…!」
嗚咽交じりにそう言うほのかに、あたしは慌てて言葉を返した。
「それは違うよ! あたしが知られたくなくて黙ってたんだもん…!」
あたしはほのかに全てを話した。
あの日―――行為を断ったあの日から今さっきまでを、全て。
そうしたらこのような結果になってしまったのだ。
ほのかは大泣き。
あたしは戸惑う。
今までのことを全てを話して欲しいとあたしに言った、ほのかが家に泊まるよう勧めてきたからお邪魔することにして今に至る。