神様がくれた夏




「まぁ夏目くんのことは夏目くんしか分からないよね」



「そりゃあ…まあ…ねぇ…」



あたしはモゴモゴと口を動かして言葉を濁す。


するとほのかはグルンと顔だけをあたしの方に向けてはニヤリと口角を上げた。



「水涼はどうなのよ?」




「っ!」



やばいと思ったときには遅かった。


もう後戻りができないほどの質問が飛んできた。



「ねぇ水涼どうなのさっ!」



「…え…えと…」


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