神様がくれた夏



そんなたわいのない会話。


それがとても嬉しい。



どうしようもない。


好き。



好きだ。




「あたしさ」



「ん?」



「夏目涼がいなかったらダメだったなーって思った」



あたしは正直なところを口にして笑った。



彼がいてくれるから頑張れる。


立ち止まらずにいられる。



感謝以外の言葉見つからない。



好き。


どうしようもない。



思ったときにはもう口にしていた。


< 460 / 468 >

この作品をシェア

pagetop