神様がくれた夏



隣に並んでは手を繋ぐ。


もうそんな日常が通常になっていた。



「怒られたの?」



「説教」



「ははっ、大変だね?」



「…人事だと思って」



「人事ですもーん」



たわいもない会話。


歩く2人。



秋になっても相変わらず暑い。


太陽があたし達を照らしている。



「涼、今日はクレープ食べに行こっ?」



「…勘弁してくれ。 甘いものは苦手だ」


< 467 / 468 >

この作品をシェア

pagetop