神様がくれた夏



暫し経ち落ち着くなり、お互い顔を見合った。


いや、睨み合う。



そんな時間が暫し過ぎたとき。




「水涼いる?」




声がした。


彼の声。



あたしの名前を呼ぶ。


声が。




聞こえた。




声だけで分かる。



その声。



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