神様がくれた夏
もちろんだが、5時間目の授業は見事に潰れた。
こんな辺り一面グチャグチャの状態でまともな授業が受けられるわけがない。
椅子も机も最悪な状態で、とてもじゃないがあんなものに座りたくもない。
授業が潰れたことは良かったのだが、問題は別にあった。
カーテン。
窓側の席のあたしにとって、カーテンは日光を遮る大事なものだったのだ。
それがなくなったらどうなるかなど想像もしたくない。
けれど汚れに汚れたカーテンをそのままにしておくわけにもいかず、結局撤去されてしまった。
そして今に繋がるのだ。
男子は女子と比べて精神年齢が低いというが、それはマジで本当なんだと今回改めて思い知らされた。
馬鹿野郎、としか言いようがない。
もう少し脳を回転させて生活をしてほしい、なんて心の中でそっと愚痴を零してみた。