わかってる。



「話をしなきゃ…」


このままじゃ、だめ…

ちゃんと、自分の気持ちを伝えるんだ…


私が、水族館に戻ろうと足を1歩後ろに下げたとき…


「里穂子…っ!」


後ろから声をかけられた。


振り向かなくてもわかる…


雅樹だ…。



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