鈴屋のひとひら





 冬がやってきました。



暗い工房は冷え冷えとし、よりいっそう静かです。





ふと、青年は立ち上がりました。




足がすっかり弱りきっていたので、よろけてしまいましたが、それでも歩きます。



鈴が笑い、工房が賑やかになりました。
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