君に誓います。
「なあ~に顔赤くしてんだよ。行くぞ!」









『あ・・うん!』











そんな事思いながらも新と教室へ向かった。










『そーいや新って高校どこ行くの?』







そう言うと、新は一瞬考えた顔して









「・・・まだ決まってねえかな?」









『そうなんだ・・新もてっきりA校行くと思った』








「どうして?」









『だって、智兄もA校だから・・・』










それに、高校も一緒だと思ったから・・・。










新は、少し悲しい顔して









「またあいつかよ・・」










新は小さい声で呟いたけど、聞き取れなかった。










『え・・なんて?』











私が聞き返すと、表情をコロッと変えて









「なんでもねえ!それより・・・お前そうとう勉強しねえとA校受からねえよ?」











『~っ・・・分かってるもん!新、勉強見てよ。』










新は頭が無駄に良い。
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