【短編】カフェ・モカ
その日は、講義室でエリちゃんの姿を見かけることはなかった。
あたしはホッとしていた。
すがすがしい気持ちで約束の場所に来ている。
本当の気持ちをキミに話して、全てを終わりにしようと思った。
キミを好きだったこと。
エリちゃんに嫉妬したこと。
もう、友達でいれなくていい。
友達なら傍にいなくていい。
そんな決意があたしの中でしっかりと生まれ出ていた。
きっとキミは時間きっかりに来るだろう。
まぶたを閉じて、キミの姿を想っていた。
あたしはホッとしていた。
すがすがしい気持ちで約束の場所に来ている。
本当の気持ちをキミに話して、全てを終わりにしようと思った。
キミを好きだったこと。
エリちゃんに嫉妬したこと。
もう、友達でいれなくていい。
友達なら傍にいなくていい。
そんな決意があたしの中でしっかりと生まれ出ていた。
きっとキミは時間きっかりに来るだろう。
まぶたを閉じて、キミの姿を想っていた。