窓際のブラウニー
第18章【ブラウニーがくれたもの】
時の流れは早いものだ。
また桜の季節が来た。
時は、人の悲しみや寂しさを癒してくれるが
それ以上に、自分の中に流れる大事なものを気付かせてくれる。
私の体にも
心にも
あの人の愛が流れている。
毎日、何をしていても
どこにいても
私はあなたの愛に包まれているようだ。
田所さん、お元気ですか?
田所さん、今もこうして私はあなたに語りかけてしまいます。
それだけは許してくださいね。
あなたは私の人生をもう一度輝かせてくれた人だから・・・
自分の感情を押し殺し、私の幸せを願ってくれた人。