窓際のブラウニー





生涯忘れることのない大きな愛は


これからも私達家族の中に流れ続ける。






今もバスに乗ると乗り口に一番近い左の席を見つめてしまいます。




窓の外を見て、優しく微笑むあなた。




甘いブラウニーの香りを運ぶ人。








雲ひとつない空を見上げ、



私と夫は『クリーム』のいる扉を開けた。











    END








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