窓際のブラウニー
「真千子さん、一口いる?」
しわくちゃの手で渡された小さなクリームパン。
一日の虚しさが少し消える。
「ありがとうございます…」
疲れた体と心に染み込む甘いクリーム。
お義母さんのちょっとした優しさで、私はまた明日の朝、目覚めることができる。
憎いわけじゃない。
仲良くできるならしたい。
本当の親子のようにいろんな話をしたり、愚痴を言い合える関係になれたらと思うこともある。
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