窓際のブラウニー


明日は確か習字だった。


「お義母さん、字が綺麗だから、明日はいいじゃないですか!みんなを驚かせてあげてくださいよ!」


字が綺麗だと褒めたことで、お義母さんは突然嬉しそうに笑い出す。



そのまま、鼻歌を歌いながら自分の部屋へ寝に行った。



今日のお勤めおしまい。



こうして、何とか毎日過ごしている。


張りつめた緊張が私の神経を疲れさせる。




休める場所…

どこにある?




私の機嫌を気遣ってくれる人、私の荒れた手を心配してくれる人…


どこかにいますか?







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