窓際のブラウニー
仏頂面のままのお義母さんに、彼は微笑み続けた。
「あの・・・良かったらこれ・・・どうぞ。」
窓に体を向けてしまったお義母さんの代わりに
私が彼に微笑んだ。
私の手に乗せられたのは、ラップに包まれたケーキ。
「僕が作ったんです。美味しいかわかりませんが、ブラウニーです!!」
何者なんだろう。
料理なんて絶対にしなさそうな外見とは裏腹に・・・
しかも、ブラウニーを作る中年男性なんて・・・
あなたは一体何者ですか?
頑張り続ける私を見ていた神様が
私の為に作り上げた空想の人?
私を救う為に神様が用意してくれたロボット?