漆黒ダーリンは最強総長
そして白と銀の奴等はクソでけー声を上げて殴りあいをしはじめた。
「…キィー…」
目の前の光景に方針状態な私の目の前に、黒いメルセデスが停まった。
すると中から二人の男が出てきた。
「王龍の救世主、千鶴(ちずる)参上!!とうっ!」
車から出てきた1人はアホなことをほざいて、銀色の特攻服の一人に跳び蹴りをくらわせた。
どうやら白い特攻服の奴等の仲間らしい…。
「ここは危ないから逃げて!」
もう一人の男は私に避難要請をした。が、私は動かない。
「危ないよっ!だから逃げて!!」
「嫌だ」
「えっ?」
「嫌」
私があまりにもきっぱり断るもんだから男はすっとんきょうな顔をした。
だが、またすぐに険しい顔に戻ってしまったのが街灯の灯りで分かった。
「なっ、何言ってんの!?」
「喧嘩観んの面白いから好き。だから離れない。」
「だから危ないんだって!」
「絶対に嫌だ。」
だって、面白いんやもんっ!