涙"rui"
大事な話
「ね、愛!」
「ん??」
いきなりだった。
美久の顔を見ると凄く真剣な顔。
「私ね…、
好きな人ができたみたい!」
少し赤らめた顔で照れくさそうに言った。
「そうなんだ!…で誰??」
美久は少し戸惑って言った。
「また今度いうよ。」
少し気になったけど聞き流すことにした。
「ありがとう。話してスッキリした☆」
とても幸せそうな美久…
「ね、愛はいないの?」
「何が?」
「だから、好きな人だよ~。」
「あ、あー。…いないなぁ…。」
あの父親のせいで、男が憎い。
「そっか、あんなカッコいいお父さんだもんね♪」
「は?」
何を言ってるのかわからなかった。