一度の保証(短編集)
「もう〜留衣ちゃーん!びっくりするやん!」


「あははっ
すぐ本気にする〜笑」


あたしと裕馬は、コンビニを出て、タクであたしのマンションまで行く。


あたしと裕馬は、こうして二人で過ごすことが自然になってきていた。


裕馬とあたしは、倒れるようにベッドに入りこむと、寝息をたてて眠りについた。


あたしが、目を覚ましたのは、午後3時だった。
隣にいる裕馬は、まだ眠っている。


あたしは、起こさないようにベッドから出ると、シャワーを浴びにバスルームへ行った。


シャワーから出ると、裕馬は、まだ眠そうに煙草を吸っていた。


「裕馬もシャワー浴びたら?」


「うん…」


あたしは、裕馬を一人にし、髪を乾かしたり出かけれる準備をゆっくり進めだす、裕馬も、煙草を吸い終り何かごそごそしているかと思うと、のそっと立ちあがってバスルームへ行った。


裕馬が、出てきた時には、あたしの化粧だけは、完成していて、あとは、髪をアップにセットするだけだった。


「留衣ちゃん、今日も仕事?」


「うん。今日は 短めにして帰るつもりだけど」


「同伴?」


「ううん。今日はなし」


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