一度の保証(短編集)
「久美、留衣ちゃん。
こいつ、裕馬」


克也の後ろに隠れていた裕馬が現れる。


「裕…」


あたしが、名前を口にしかけた時 裕馬が、さえぎり言った。


「はじめまして、留衣ちゃん!裕馬です。
久美ちゃん 久しぶり」


そう言って久美にはウィンクする裕馬


あたしは、開いた口が塞がらなく驚いていた。


「久しぶり裕馬君
留衣、この子な、18歳で、入ったばっかりの新人やねんてー。
かーくんが、色々 お世話してんねんなぁ?」


「そう!ってか、裕馬。久美が可愛いからってウィンクとかして口説かんとってくれよ〜」


そんな会話をして楽しそうに笑う三人についていけなかった。


はじめましてって…


どうゆうつもり?!


あたしは、とりあえず、話しを合わせた。


「はじめまして。克也くん裕馬くん」


あたしは、満面の笑みで挨拶した。


食事をする場所までの徒歩時間


前を歩くのは、克也と久美

あたしと裕馬は、少し離れて歩いて話していた。


「どうゆうこと?!」


あたしは、少し怒りぎみで言う。


「まさか留衣ちゃんおるとはおもわんくて、俺もびっくりした」

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