一度の保証(短編集)
前を歩いていた克也と久美が、一軒の店の中に消えた。


あたし達も、黙り二人のところへ行った。


裕馬との話しにピリオドは打てないままとなった。


四人での食事もおいしくはなく、あたし一人、上の空だった。


四人で食事が終ると、久美は、克也とデートしてくるとゆうので、別れ、裕馬は、克也に店に戻るように言われて戻って行った。


あたしは、やるせない気持のままマンションに帰った。


あたしは、この日から、久美となるべく連絡をとるようにした。


裕馬は、二日空いて家に来た。


まだ早朝


今日の裕馬は、お酒の匂いはさせているが、酔ってはいない。


「ホットココアでいい?」


「うん」


裕馬は、煙草に火をつけあたしを待っているようだ。


あたしは、ココアの入ったコップを二つ机に置いた。

あたしは、一口 ココアを飲む。


裕馬は、手をつけず、煙草を吸っている。


「留衣ちゃん、まだ怒ってる?」


「怒ってるってゆうか、久美にひどいことせんとってほしいの!
久美、彼氏できたって嬉しそうやったし、やっぱり女は、好きになってしまうと…」


「俺も気はつけるようにするとしか言われへん」
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