一度の保証(短編集)
久美は、かーくんへの貯金を三ヶ月間で、なんとか150万貯めていた。


その変わり、生活費は、今までより厳しく月22万くらいになってしまったが、苦にならなかった。


久美は、日曜日以外は、毎日出勤して、ラストまで頑張った。


三ヶ月ぶりにゆっくり逢えたかーくんとは、かーくんが、用意してくれたホテルに泊まりまったり過ごしていた。


久美の為に予約してくれていた。


かーくんの腕の中、久美を抱き締めいっぱいキスしてくれるかーくん


「かーくん、久美、頑張ってるよ…」


「久美、無理せんでいいゆうてるやろ?」


「久美がしたいの!」


「ほんとに貯めてんの?」


「うん。今、150万くらい」


「マジで貯めてるんやぁ。ほんま無理すんな。な?」


「ううん、無理してないから」


それからかーくんは、久美を気遣って、月に一度 こんな風にホテルを予約してくれてデートしてくれた。

< 119 / 201 >

この作品をシェア

pagetop