一度の保証(短編集)


私には、盗られたくない人がいる。


盗られたくないから、私のもの(彼)に、しないの。


誰のものでもない彼も嫌。


誰かのものの彼だと一番 落ち着くの。


だってね、それなら、私が、誰かに彼を盗られたなんて出来事は、起こらないもの。


私が、盗ることはあっても、盗られる事はない


ずっとそうしてきたの…


< 138 / 201 >

この作品をシェア

pagetop