一度の保証(短編集)
after then 1、2、3.
「しずか〜?おやつ出来たわよ〜」
あたしは、お得意のホットサンドを三角や正方形に切り分け 皿に盛り合わせた。
「わぁ〜 おいしそう〜」
しずかが、足音をパタパタとさせ出来たてのサンドたちを見て言う。
「ふふっ どうぞ」
あたしは、愛娘の可愛いい声と言葉と笑みを見て、幸せで満ちた。
「ぱぱも 呼んで来てあげて」
あたしが言うと、しずかは、そわそわしつつも喜んで隣の部屋にパパを呼びに行った。
「ちゃ〜んと二人で、お手手も洗うのよ〜」
聞こえるように大きく叫び言うと、しずかは、向こうの部屋で返事をした。